大学を4年で卒業するのはもったいない?
一昔前ですが、「戦略的休学」というのが流行りました。
本来4年である学生期間を、休学して延長させその長い期間に自己研鑽をするというようなものです。
人生最後にして最大のモラトリアムといわれる大学時代を4年で終えるのは、ある意味もったいないことです。
能力がある人は学生なんかやってないでさっさと社会に出て世のため人のために身をささげろ!とも思いますが、そうでない多くの学生はまだ自分が何者であるか、何ができるか、何が向いているか等に答えが出せないのではないでしょうか。
学生に必要なのは「断らない力」
それに対する私の答えはこれです。
とにか「全部やってみろ~目についたらやってみる、誘われたら断らない~」につきます。
これを実行した場合、4年という期間は非常に短いのです。休学して東京に行き修業を積むのもよし、地元でインターンして地域貢献するもよしです。
私自身、かれこれ大学生を11年しております(苦笑)が、その間に普通に勉強したり、東京で人脈作ったり、そこでの経験から大分で学生活動おこしたり地域起業の取り組みしたり商店街の活性化に取り組んだり医療関係の論文書いたりといろいろしてきました。
おかげで自分自身のことがよくわかり、自分の人生をマネジメントできるようになったというのが休学の一番大きなメリットだと思っています。
大切なのは休学をして何をするか
休学について、人と違う生き方は潰しが効かず不安も多いでしょうけど、前例も多くありますので覚悟があるのであれば積極的に戦略的な休学をお勧めします。
ただし気を付けなければならないのはあくまで休学はそれ自体が目的なのではなくあくまで手段の一つにすぎないということ。休学して時間ができたからバイトに励むというのはナンセンスです。
それによりできた時間をどう使うのか、事前に綿密な計画を立てる必要があります。『休学したから俺すげぇ』といういわゆる「意識高い系(笑)」にならないように。自分の人生計画は、自己責任のもと自分自身で切り開いていきましょう。
次回は、この「目についたらやってみる、誘われたら断らない」について深めていきます。
なお、私の仲間がまとめた「戦略的休学のススメ」というWebサイトも参考にしていただけると幸いです。
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「やりたいこと」なんて分かるはずがない!大学生活を最大限に充実させる”たった1つ”の考え方
中西 理|Nakanishi osamu
https://ameblo.jp/tanemaku-medosamu
大分大学医学部医学科6年生/学生団体BTG大分代表
東京大学在学中に様々な学生団体やNPOで活動。その経験を大分の地域活性化に活かしたいと思っていた中で、医療こそが地域活性化の最後の砦ということを知り、大分大学医学部に学士編入。その後、大分初の本格的学生団体BTG大分を設立し、ビジネスコンテストの主催や様々な地域活性化活動を行っている。
※所属や肩書、プロフィール等は本記事執筆時点でのものです。
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