このコラムでは、大分県にいながら充実した学生時代を過ごすための指針を示してきたつもりです。
今回は結局のところどうすべきかという話。
生意気な学生が少なくなった
一言で言うと、若い学生はもっと生意気になっていいということです。
誤解なきよう追記します。まず、若者(大学生)はよく社会の方に生意気がられます。それは仕方ないことです。
大人と比べて経験が浅いし未熟だし、考え方も甘いのでバカにされても仕方ないと思います。でも最近、そういう生意気な学生が少ないように思います。
生意気な学生は、やたらめったらでかい夢を語ります。声が大きいのも特徴です。
『そんなのできるの?』
『まーたこんな口だけのやつが来た』
と社会人から言われます。
学生よりも大人な社会人は、無意識のうちにリミッターを設定していてできるできないをやる前から決めつけてなかなか挑戦の一歩を踏み出せないものです。
口だけもでっかい夢を語ろうよ
そういう点ではつまらないなぁとも思うのですが、学生がなぜ生意気かというと
1) 口だけ(のようにも取れる)でっかい夢を語る
2) がむしゃらに努力してそれを実現してしまう
生意気ですね。
社会人からしてみたら、無理と決めつけていたことを努力でカバーして実現しちゃうので嫉妬しちゃうので生意気に思います。ですが今、この“生意気な学生”が少ないです。
まず、口だけでもいいのででっかい夢を語る人がいない。
夢を持っている人が少ないというのもあるし、それを人に語るレベルで明確化できている人がいない。さらに、語るだけでなく実行しようと努力する人もいないです。
「夢だろ!簡単に諦めんなよ!!!」って檄を飛ばしたくもなります。
最後に
就活生は今頃自己分析に頭を悩ませている頃でしょうか?
『自己分析』なんていい方するから、マニュアルとか何とかという分析手法に頼りがちになってしまうんですが、要は夢です。夢ぐらい、3年生にならずとも1・2年生のころから見つけてくださいな。
そして、その夢を恐れず語ろう。笑われても、感謝しよう。そして、現実にしてドヤ顔で自分の夢を笑ったやつを見返そうぜ。
それくらいの“生意気”さ、見せてもいいんじゃない?
中西 理|Nakanishi osamu
http://ameblo.jp/tanemaku-osamu/
大分大学医学部医学科卒/学生団体BTG大分前代表
東京大学在学中に様々な学生団体やNPOで活動。その経験を大分の地域活性化に活かしたいと思っていた中で、医療こそが地域活性化の最後の砦ということを知り、大分大学医学部に学士編入。その後、大分初の本格的学生団体BTG大分を設立し、ビジネスコンテストの主催や様々な地域活性化活動を行った。
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